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イルカ17歳レモン色の暗部日記

11月10日 晴れ

帰ってきました。
やっと風呂に入れた...。さっぱりしたー。

美和山にかけられた大掛かりな結界はサン.ジュスト様と薫の君が解いた。
なんと大小4つの山の連なりからなる美和山を12人の忍びが囲んで結界陣を作っていたらしい。
サン.ジュスト様と途中で山から降りた薫の君がそれを一人一人かたっぱしから倒していった。
結界を作っていたのは12人だが、それを護衛する忍びが一人に付き3人ほどついていたらしいので、それを考えるとあいつら化け物なんて忍びの無駄使いをしてんだろうと呆れる。
その間、美和山に迷い込んだ忍びは、幻術を使う忍びにさらに惑わされていた。何十人も倒した!と思っていたのに、結界が解けてみれば対峙しているのは一人だけで非常にがっくりだ。ここだけの話、薫の君が俺に襲い掛かってきたためにうっかり殺してしまった、なんていう幻まで見せられたのだ。相手が一人だ、と気付いた時にはまだ頭が混乱していて、何十人もの首を掻き斬ったことや薫の君を刀で貫いた感触がはっきりと残っていたせいもあって、俺は相手が挑みかかってきているのにぼんやりしてしまった。タイミング良くサン.ジュスト様がやってきて助けてくれたけど、それでもまだ現実に戻りきれない俺は薫の君がー!と泣き付いてしまった。
そこへタイミング悪くやってくる薫の君。もちろん叫んだ。お化けかと思ったんだもん。
殺したかと思ったとは言えずうにゅうにゅ言っていたら迷子になって取り乱したと解釈されたみたいだ。
もう恥だらけだよ...。
皆ぼろぼろで里に帰ってきた。
霧忍の二人は戻ってこなかったけど、美和山をくまなく探しても死体はなかったので、多分里に報告に戻ったんだろうと水影の代理人が言ったのでまあそういうことなんだろう。
サン.ジュスト様がなんか臭うよねえとしきりに言っていた。そりゃ仕方ないよ、皆何日も風呂に入ってないんだし。でも確かに臭い。
生け捕りにできた数少ない忍び達を尋問部の人らが連れて行った。それをうらやましそうに見送る蕗子様。ほんとに開発されたんだね、つかなんで蕗子様汚れてないの?一足先に山に入ったよねえ?なんで?

ちなみに赤玉はじじいがめろめろになって可愛がっていた。
ほかの忍鳥は結界が解けた後俺の元にちゃんと帰ってきたのに・・・。
でも粟の皮を口の回りいっぱいにつけてなに?と首を傾げられたら何も言えません。

あー腹減った!
今日は餃子もつけよう。2玉ぐらい食べちゃおう。

追記
子供に会った。久しぶりだったせいか一丁前に照れてやがった。くあー!
以前説教をした事がある男前にも会った。子供を挟んで楽しく食べた。
俺と子供にチャーハンと揚げワンタンを分けてくれた。いい人だ!
名前聞いておけばよかったな。

帰りに龍噂で結い紐を買った。
薫の君がまた買ってくれると言ってたので安いのにした。
値段が安くなると派手になるのは何でだろう。


11月9日 晴れ
かおるのきみ

11月8日 晴れ
肉を断つ感触ってあんな感じなんだなあ。
薫の君とはぐれた。つか迷った。
索敵に出した雉鳩の湯加減が帰ってこない。文を託した赤玉とハサミももどってこない。
敵は次から次へと沸いてくるし疲れたよ〜、もー!

11月7日 晴れ

11月6日 晴れ

美和丑麓にて
一見では罠とはわからず一種の結界のようなもの
これから一人を残し内に入る

*粟穂が好物也。耳のあたり(赤い所)を掻くと喜び申し候

プペ

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敵にも味方にも遭遇しません
鳥を空に放ってかろうじて迷わないようにしていますが、あちこちに空間のゆがみがあって侮れません
薫の君が何故かそういうの見つけるのが上手くて引っかかりはしませんが、このままだとマインスイーパをやっているだけのようなものです
一度も結界札を見ていないので多分これは外から作っているはずです。見つけてください!

*これを託す雀のハサミは飯粒と糊が好きです。ちょっと分けてやってください。


11月5日 雨のち晴れ
赤玉だけが帰ってきた。
隈野を抜け美和山中に入ったところで違和感を感じたので引き返してきたとこのこと。
どうやら入り込めば術中にはまってしまうようなトラップが仕掛けてあるようだ。
第3陣が出る前にじじいに耳打ちしたら夜になるのを待ってショコラも行くように命令された。
うわあやだなあ。そんな得体の知れないところに行くのはやだー。

11月4日 曇りのち雨

帰ってこない。
2陣が行った。紅さんがいた。いつ見ても美人だなあ。
こっそり赤玉に追尾させる事にした。赤玉ちゃん、一八ほどとは言わないけどもうちょっとやる気出してがんばってね!
水影様の代行の人がやってきたのでじじいどもはやっと話し合いについた。まじめな話半分、エロ話半分。
こんなどうしようもねーじじいどもにいいようにされてんのか俺たちは。

風呂はいりてェ・・・。

11月3日 晴れ
偽水影達はやっと遊ばれている事に気付いたらしく夜中に逃げ出した。
馬鹿だねー。俺なら昼に逃げ出すな。人質にする里民には困らないし、一般人を巻き込めば騒ぎがでかくなって追いかけづらいし、何よりも変化して人ごみに紛れ込めば時間は稼げる。ほんと馬鹿じゃねえの。
薫の君に言ったら「俺は見つからずに抜け出す自信があるから夜に行動する」と言われた。ふがっ、なにその強気な発言かっこいいんすけど!
偽水影たちを霧忍二人とジョルジュ、蕗子様が追尾し、それをさらにヴェルサイユが追いかけていった。
すぐ捕まえて戻ってくると思ったのに夜が空けても昼になっても誰も帰ってこなかった。途中までじじいが水晶で見ていたけど、隈野山中に入ったあたりでキャパシティを超えてしまったらしく、今はどうなっているかわからない。水影の意向で話を広めない方向だったが、そうも言ってられないのでとりあえず木ノ葉の正規部隊を召集し、探索させる事になった。第1陣はアスマ兄ちゃんを含む部隊。こっそりお姉さま方の誰かが混じっているらしいが面を取っているのでわからない。うーんどれだ。どの人も男くさいなりでわかんないよー。アスマ兄ちゃんには一八を貸し出し。やるぜやるぜおれはやるぜととてもやる気満々。空回りしない程度にがんばれ。

11月2日 晴れ

影様たちの偽水影いじめは続いております。
丘咲にはこれといった動きはないらしい。

梁と柱が交差している所に髪紐が引っかかってとれなくなったのでしかたなく切った。くそー薫の君に貰ったやつなのに〜。しょげていたら薫の君がまた買ってやるからと慰めてくれた。あんた愛想皆無だけどほんといい人だ!ちょうどいい紐がなかったのでしばらくざんばらのままだ。日記帳は持ってくるくせに替えの結い紐は持ってこない俺は馬鹿です。あー、もう、邪魔だよ〜。蕗子様たちお姉さま方はあんな豪奢な縦ロールでよく動けるなあすごいなあと改めて尊敬。
サン.ジュスト様が俺の肩を叩いて「そうかそうかなるほどね!いつもおろしているとは限らないんだよね」と意味のわからない事を言ってさらにありがとう気付かせてくれてありがとうと手を握ってきたのがきもかった。あんたはほんときもかわいそうな人だよ。

11月1日 曇りのち晴れ
水影様たち何したいんだろう...。他の影様達はいいようにからかっている。なんか可哀想になってきた。
とっ捕まえてさっさと吐かせた方がいいんじゃないかな、と薫の君に言ったら、丘咲にいる諜報部員に色々探らせているとのこと。その時間稼ぎをしているらしいのだ。うーん楽しんでいるようにしか見えないけどなあ。
つかやっぱり丘咲なの?あの人たち一体何がしたいんだろう...。

10月31日 曇りのち晴れ
水影一行は偽物だったらしい。
30日の夜に霧隠れから「少々到着が遅れる」連絡が入り騒然となっているところへ、少し遅れて霧にいる諜報部から水影たちが重傷で里に戻ってきたという情報が入ってきた。水影は謎の忍び集団に襲われ、命からがら里に舞い戻ったようだ。霧からの遅延連絡は面子を第一に考えてしたものらしく、水影を装った得体の知れない忍び達を抱え込んでしまった木ノ葉に対しては極秘に二人の忍びを送り込んできた。火影に対面したその忍びは、一人は明らかに性的異常者の目をした顔色の悪い男、もう一人は色白の綺麗な顔の子供(性別不詳)、という二人組で、いろいろ想像を掻き立てさせる雰囲気を持っていた。サン.ジュスト様なんかは「もう絶対そうだよね、絶対そう」とエキサイトしていた。ほんと可哀想な人だ。顔色の悪い男の話によると、なんでも水影一行は火の国、伊瀬付近で無印の忍びに襲われたらしい。伊瀬、無印、と言われたら暗部員は漏れなく某領を思い出すが、それがビンゴだと国際問題に発展しかねない。とりあえず偽水影達の目的が全くつかめないので泳がせる事になった。偽水影一行には霧の忍び二人と、ジョルジュ、蕗子様が付き、それを裏で見張るのをヴェルサイユが引き受けたので、他の影達を監視、護衛するのはショコラの担当になった。サン.ジュスト様はずっとあっちがいい、あの二人を見張りたいと散々ごねていたが(思惑バレバレ)、いまだ暗部の指揮官を押し付けられていたためにわがままをつきとおせなかった。そんなこんなで影様達を監視中。そろいも揃って助平で下ネタ満載だ。なので水影だけが流れについていけなくて浮いた感じになっている。ちょっと可哀想になってきた...。
土のくのいちとも連携を取っているのでなんだかまりっぺがうらましそうにしている。ねえ、まじでこの石垣が好みなの?いやまあいい子っぽいけどさ。体積が俺の2倍はあるよ。おいちゃんびっくりだよ。

10月30日 曇り

風影、土影、雷影一行到着。土忍とか雷忍なんてそうそう見れるものじゃないのでまりっぺと見学に行った。土忍のごつさにびびった。全員が(くのいちふくめて)アスマ兄ちゃんレベルなんだもんな。天井裏でこそこそしていたら影様達をおもてなししていたじじいに睨まれ、降りてこいと目配せされた。仕方なく廊下に出ると、部屋から出てきたじじいにお金を渡され、「これで何か旨い茶菓子を見繕ってきてくれ」と言われたので、じじい御用達の和菓子屋さんとうみの御用達の駄菓子屋さんでそれぞれ色々買ってきた。常々感じていたけど、暗部ってほんと火影のパシリよな!影様たちは駄菓子の方が気に入ったようだった。意外と貧乏舌なのね。まりっぺは自分用に買ってきたふがしを土のくのいちにあげていた。そんな石垣のような成りでも一応女の子なんだから暗部面つけたままじゃびっくりするでしょ。しかもふがしだし。つかまりっぺ、そういう子が好みなの...?

・・・うわー、俺もう風呂入って寝巻き着て日記書いていたりするのに呼び出しかよ〜。髪乾いていないっつの!

10月29日 晴れ

素敵なトラップを思いついたので試したくて仕方がないのだけど、里周りはトラップ班の縄張りだし、アカデミー周辺は子供が引っかかる恐れがあるしで試す場所がない。試せないとなると余計に試したくなるのは何でだろう。うずうずして無駄に赤玉を呼び出したらふーふー怒られた。怒ってもお前はかわゆいのう。

一日中サン・ジュスト様が拗ねていた。うざい。

10月28日 晴れ
気の早い他里の忍びが既に木ノ葉入りしたみたいだ。
正規部隊の本部が騒がしくなっている。
様子を見に行ったマリっぺが「水影御一行らしいですね、なんか水の国の方と連絡つかないみたいで騒いでますよ、ごほごほ」と俺に言ってきたのを、離れた所で見ていたボルジアの君が「こっちに先に報告しろ」といきなり切れ、何故か俺に「お前は下っ端の自覚がない」と説教をはじめた。まああながち外れてもないことなので、はい、はい、と素直に聞いていたら、今度はソファでだらだら寝そべっていたサン・ジュスト様が「うちの子に何か用ですか」と割り込んできた。すると以前からカモにされていた恨みが爆発したのか、ボルジアの君の怒りの矛先がサン・ジュスト様に向けられた。クールにねちねち言い合い始める二人。ここで「俺のために争わないで!」って言ったら面白そうだなあと思いつき、それをマリリンに言ったら「ごほ、そのボケは体当たりすぎて洒落にならない気がします、ごほごほ」とたしなめられた。たしなめられちゃったのでそれは諦め、完全にこちらを無視してサスケくんアルバムを見ていた薫の君にねだって、稽古をつけてもらうことにした。マリリンとバンパネラの君も誘った。こってり絞られて演習場から戻ってきた時にはもう二人の姿はなかったけど、いつまで言い合ってたんだろうなあ。マリリンが「明日がうざいです、ごほごほ」とつぶやいたのがちょっと怖かった。

10月27日 晴れ

プペってお人形さんって意味らしい。

お人形さん…。

10月26日 晴れ

マリリンが「暗部って意外に仕事無いんですね。もっとこうざくざく人を殺しているのかと。ごほごほ」とこそこそ言ってきたので、先輩らしく部隊長にちくったら、蕗子様に蕗子スペース(待機所にひときわ優美なスペースがあるのだ)に二人して呼びつけられ、「大戦中ならまだしも、こんなご時世でなかなか暗殺任務なんてこないわよ。依頼主が簡単に面割れしちゃうからね。暗殺なんて混乱期にしか効果が出ないものなのよ」とこんこんと愚痴られた。ほんとつまんなそーだ。なんでー、いいじゃん、暗殺任務なんてない方が。

実は俺、この間中忍になったばかりだから、直接この手で人を殺した事なんてないんだよねー。(トラップで殺っちゃったことはあるけど)

あっさりちくられたマリリンはちょっと拗ねているみたいだった。

10月25日 晴れ

中忍試験の打ち合わせ。
今年の会場は木ノ葉の里だ。め・ん・ど・く・せー!
スタッフに選ばれた連中の顔合わせで、同期のみたらしアンコを見た。
なんかあいつを見るの久しぶりだなー。大蛇○さんの里抜け騒動以来じゃね?
あの時は憔悴しきってたけど、今はなんだかとても元気そうだ。良かった。
話しかけたかったけど、俺は今お面の人なのでそれはできなかった。

不便だなー、暗部って。

10月24日 晴れ
三代目の外出の付き添い。
じじいはしゃぎすぎ!お前ら皆そうか!もー疲れたー。

10月23日 晴れ
サン・ジュスト様がうまきうまきとうるさい。

10月22日 雨

月末の定例会議の打ち合わせ。
めーんどくさーい。
俺たちショコラはサン・ジュスト様の要領の良さに救われ、本部周りの警備になった。
ヴェルサイユは床下だ。マリっぺかわいそー。

100回なんてできるか、バッカヤロー、バアカバアカ

10月21日 雨

マリリンと二人、ソファでグダグダしていたら、待機所に入ってきた蕗子様がいきなり「きゃああああ」と叫んだ。思わず立ち上がった俺たちを蕗子様はうっとりした様子でながめ、「子猫ちゃんが2匹でじゃれているのは可愛いわあ」と意味のわからない事を言った。なんとも言えなくて「はあ」と返したら、「サン.ジュストと薫も昔は貴方達みたいに可愛らしかったのにねえ。今じゃすっかりムキムキだし生意気だし」と聞き捨てならない事を言った。「あの人たちが可愛かったんですか」と思わずたずねると「ええ、華奢でちっちゃくて、今の貴方みたいな感じよ」と言って蕗子様はうふふと笑った。わあ、華奢でちっこくって可愛かったんだ。そんで二人でキャッキャしてたんだ。信じられないなあ。
……つか俺、華奢でちっこいの?

明日から腕立て、腹筋、背筋、側筋毎日100回ずつ!

10月20日 雨
火影邸警備。じーちゃんが手習い中に席を立ったので、こっそり紙のすみっこに「ハマムラ」と落書きしてみた。天井裏に戻ったら薫の君に耳を引っ張られて怒られた。うわーん、そんなことしなくても聞こえるよ〜。ちぎれるかと思った。その後戻ってきたじじいにも怒られた。何で俺ってわかったんだろ。
サン.ジュスト様はとりあえずすっと俺の作ってきた弁当を楽しみにしてそわそわしていた。ほんとに卵焼き好きなんだなー。
待機所に戻り、「今日は鰻巻きにしてみました」と言ってサン.ジュスト様に弁当を渡すと、鰻巻きをしらないみたいだったから、「鰻の蒲焼を巻いた出汁巻きです」と説明したら、「うなぎ?だしまき?なにそれ、俺、卵焼きって言わなかった?」とちょっと殺気を出された。おいおい、出汁巻きすら知らねえのかよ。つかこんな事で無駄に殺気を出すなよ。突っ返された弁当箱を開けて鰻巻きを箸でつまんだ。「うわあ、なんか入ってる!そんな得体の知れないものやだ」「まあまあそう言わずに、おいしいですから」口元に持っていくが顔をそらされた。「いらないって」「まあまあせっかく作ったんですから食べてくださいよ」意地になって逃げるサン.ジュスト様と意地になって食わそうとする俺。きゃっきゃっと追いかけっこして、ついに壁際のソファに追い詰め無理矢理面を鼻まで押し上げて口に鰻巻きを詰め込んだ。サン.ジュスト様は殺気を出しつつふがふがしていたけど、一個食べると後は自主的に食べてくれた。そして「むかつくけどめちゃ美味い」という賛辞をいただけた。なぜか周りを取り囲んだお姉さま方にも拍手をいただいた。何?賛辞をいただいた俺を祝福してくれるの?ありがとー。ありがとー。

10月19日 晴れ

サン.ジュスト様と囲碁で勝負した。4戦2勝2敗。
「何か賭けようよ。勝ったほうが負けた方のいうことを聞く事」と言われうっかり乗ったらこてんぱんにやられた。
てめえ、賭けさせるためにわざと2回負けただろう!
サン.ジュスト様の狙いが俺の卵焼きでよかったよ…。
つかそれくらい言ったら作ってやるのになあ。

チームヴェルサイユは野外演習場で訓練していたらしく、ボロボロになって帰ってきた。どんな特訓したんだよ。
ハヤ…マリ子さんが怪我していたので治療してあげた。
ボルジアの君はチャクラ切れしていたので回復してあげた。(絶叫してた)
バンパネラの君はなんだかんだいって凄腕なのかぴんぴんしていた。ちぇ。もっと治療させてよ。俺のスキルを無駄にしないで。

10月18日 晴れ

サン.ジュスト様と将棋で勝負した。4戦4敗。強えー!
「何か賭けようか」と言い出したので逃げた。勝てない勝負はしない!

トラップが発動したので出動〜。
下忍が引っかかってた。君、前にも引っかかってたよね?

10月17日 晴れ

蕗子様がため息をついていたのでどうしたんですかーとご機嫌伺い。
どうやら尋問部で新しい自分を発見したらしい。うん、あの制服似合ってましたよ。
ついでに小さな子供に言葉を教えるにはどうしたらいいかと聞いたら育児の本を貸してくれた。
ありがたいけど、何でこれが蕗子様のケツポケットから出てきたのかものすごく気になる。

その後、借りた育児の本を読んでいたら、薫の君が興味深そうに覗き込んできたので、「サスケくん、もうしゃべります?」とうっかり聞いてしまった。しまった、と思ったが後の祭りで「結構話す。俺のことは『にいた』って呼ぶ」という内容の話を延々と聞かされてしまった。サン.ジュスト様は例によってあの手書きのエロ本に夢中なので、見てみぬふりと言うか見てないと言うか前のように助け舟を出してくれなかったので辛かった

10月16日 晴れ
休み。
いつものようにだらけた格好で一楽に行くと、あの子供が店の軒下で立っていた。
俺を見ると恥ずかしげにもじもじする子供。うわあ。てめぇやばいってわかっててやってんじゃねえのかそれ。
中忍に腹を蹴られた痕が気になっていたのだが、元気そうなので安心した。まあ大きな怪我をしてもじじいがほっとかねえだろうしな。
子供と並んでラーメンをすする。途中箸の持ち方が気になって教えてやったが、上手く出来ない。
小さいから仕方ないのかもしれないが、これではいかん。と言うかこいつは箸を使うようなちゃんとした食事をとっているんだろうか。気になる。じーちゃんに聞かないと。
一楽を出た後、いつもはそのまま別れるのだが、今日は近くの道具屋に連れて行き、子供用の箸を買った。髪の色に合わせて色は黄色だ。ちょっと奮発して漆塗りのを選んだ。そういえばこの前誕生日だったな、と思いついて、一緒にぐるぐる渦巻き模様の湯飲みと茶碗も買った。
子供用なのに自分のものだとは思いつきもしない可哀想な子供に、「誕生日プレゼント。これで練習するんだぞ」と言って包みを渡したら、しばらく自分の手元と俺の顔を見比べて、それからにやあ、と笑った。やっぱりどこか変な顔だが、一応笑い方は覚えたみたいだ。お前は教えた事をちゃんと実行するいい生徒だな。
ついでにありがとうを言わせようとしたが、子供はまだ上手くしゃべれないらしい。うーん、大人しいとは思っていたがまだ話せないとはなあ。こいつが話せないのは、やっぱり話し掛けてやる大人がいないからだろうか。それなら切ないなあ。ちくしょー、じじいめ!説教してやる!とりあえず俺の名前を覚えさせようと「イルカ」を何度も何度も言った。
じじいにそれを話したら「九官鳥じゃあるまいし」と言われた。確かにそうだ。

10月15日 雨

10月末に行われる定例会議の打ち合わせ。
正規部隊が集まる講堂の舞台裏や天井裏や床下に潜む暗部員。なんで俺らってどこまでも隠れてなきゃいけないの?
薫の君がすばやく場所取りしてくれたおかげで俺たちは三代目後ろのカーテンの裏に陣取る事が出来た。「でもここってひそかに一番働かなきゃいけない場所ですよね」と言ったら「こんな忍びだらけの部屋で俺たちが働かなきゃいけない事態にはならんだろう」と言うので、「そうですよね、もしそういう事態になってもじじい一人ででなんとかできそうですしね」と思わず口を滑らせてしまった。「…前から思っていたんだがお前は三代目の親戚かなにかか?もしそうでも不遜すぎるぞ」とお叱りを受けた。うひー。でもなあ、じーちゃんは一応最強忍者だしなあ。
定例会議は滞りなく終わった。
途中一度だけハ…マリ子さんの咳が聞こえた。きっとものすごく埃っぽい所にいたんだろう。かわいそうに。

つかサン・ジュスト様、堂々とサボタージュですか。
なんかむかついたので、待機所のソファで眠りこけている奴の手を取って、下痢に効くツボをしこたま押してやった。便秘になりやがれ〜。

もしかして3ヶ月目?入れ墨いつ入れてくれるんだよ〜。


〜10/14

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