帰ってきました。
やっと風呂に入れた...。さっぱりしたー。
美和山にかけられた大掛かりな結界はサン.ジュスト様と薫の君が解いた。
なんと大小4つの山の連なりからなる美和山を12人の忍びが囲んで結界陣を作っていたらしい。
サン.ジュスト様と途中で山から降りた薫の君がそれを一人一人かたっぱしから倒していった。
結界を作っていたのは12人だが、それを護衛する忍びが一人に付き3人ほどついていたらしいので、それを考えるとあいつら化け物なんて忍びの無駄使いをしてんだろうと呆れる。
その間、美和山に迷い込んだ忍びは、幻術を使う忍びにさらに惑わされていた。何十人も倒した!と思っていたのに、結界が解けてみれば対峙しているのは一人だけで非常にがっくりだ。ここだけの話、薫の君が俺に襲い掛かってきたためにうっかり殺してしまった、なんていう幻まで見せられたのだ。相手が一人だ、と気付いた時にはまだ頭が混乱していて、何十人もの首を掻き斬ったことや薫の君を刀で貫いた感触がはっきりと残っていたせいもあって、俺は相手が挑みかかってきているのにぼんやりしてしまった。タイミング良くサン.ジュスト様がやってきて助けてくれたけど、それでもまだ現実に戻りきれない俺は薫の君がー!と泣き付いてしまった。
そこへタイミング悪くやってくる薫の君。もちろん叫んだ。お化けかと思ったんだもん。
殺したかと思ったとは言えずうにゅうにゅ言っていたら迷子になって取り乱したと解釈されたみたいだ。
もう恥だらけだよ...。
皆ぼろぼろで里に帰ってきた。
霧忍の二人は戻ってこなかったけど、美和山をくまなく探しても死体はなかったので、多分里に報告に戻ったんだろうと水影の代理人が言ったのでまあそういうことなんだろう。
サン.ジュスト様がなんか臭うよねえとしきりに言っていた。そりゃ仕方ないよ、皆何日も風呂に入ってないんだし。でも確かに臭い。
生け捕りにできた数少ない忍び達を尋問部の人らが連れて行った。それをうらやましそうに見送る蕗子様。ほんとに開発されたんだね、つかなんで蕗子様汚れてないの?一足先に山に入ったよねえ?なんで?
ちなみに赤玉はじじいがめろめろになって可愛がっていた。
ほかの忍鳥は結界が解けた後俺の元にちゃんと帰ってきたのに・・・。
でも粟の皮を口の回りいっぱいにつけてなに?と首を傾げられたら何も言えません。
あー腹減った!
今日は餃子もつけよう。2玉ぐらい食べちゃおう。
追記
子供に会った。久しぶりだったせいか一丁前に照れてやがった。くあー!
以前説教をした事がある男前にも会った。子供を挟んで楽しく食べた。
俺と子供にチャーハンと揚げワンタンを分けてくれた。いい人だ!
名前聞いておけばよかったな。
帰りに龍噂で結い紐を買った。
薫の君がまた買ってくれると言ってたので安いのにした。
値段が安くなると派手になるのは何でだろう。